×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

 Location: Home > 挑戦!化学グランプリ! >  1次(筆記) > アルドール反応(糖の生合成) ['07-1-2d]



そもそも、「アルドール(aldol)」とは、「アルデヒド(aldehyde)」+「アルコール(alcohol)」、
つまり、アルデヒド基とヒドロキシ基の両方の官能基を持つ化合物のことですね。


では、アルドール反応を一般化し、応用してみましょう。

 
問6 フルクトース(右図)に関して次の問いに答えなさい。

(1) アルドール反応は生体内でも重要な反応で,アルドール反応を触媒するアルドラーゼと呼ばれる酵素が存在する。糖の生合成(注5)工程において,フルクトースは,2種類の前駆体からアルドール反応によってつくられる。この前駆体となる2種類の化合物を構造がわかる化学式で描きなさい。なお,生体内の反応では,フルクトースの1位と6位の水酸基はリン酸化されているが,ここでは,水酸基のまま考えなさい。また,不斉炭素の立体化学については考えなくてよい。 

(2) ケトン基は一般に還元性を示さないが,フルクトースは還元性を示す。ケト-エノールの平衡をもとに,なぜフルクトースが還元性を示すか答えなさい。なお,ここではアルドール反応は関与しない。

 

(注5) 生合成:生体がその構成成分である生体分子をつくりだすこと。
 
 


問6(1) アルドール反応を一般化して、まとめます。




そして、問題文に与えられたフルクトースと比較します。




よって、R1〜R5が求まるので、おのずと前駆体も分かるという方法ですね。

よって、答えは以下のようになります。





(2)問題の指示通り、「ケト-エノール平衡」をもとに考えていきます。

が、解答欄の大きさから推測するに、


↑実物大

明らかに、構造式も書いて説明しましょうね、と言っているようにしか見えない!

そこで、『ケト-エノール平衡により、還元性を示すアルデヒド基を生成するため。』

ハイ、おしまい、ではなく、ちゃんと図も書きましょう!

さてさて、詳しく図を書くと、以下のようになります。



もちろん、左上から左下への平衡も存在するのですが、ここでは、左上と右上の平衡を考えます。

あとは、図の通りですね。

そして、還元性を示す、というわけです。


模範解答はどうなっているかというと…、



要点だけを抜き出した、非常にシンプルな解答となっております。

「シンプル イズ ザ ベスト」というわけですかね。



さあ、ここまで解ければ、この大問への理解はほぼ完璧でしょう。

いよいよ(有機の)最終問題へ!




Back
←アルドール反応


Top
「挑戦!化学グランプリ!(一次選考・筆記)」 Top Page へ


Next 
トロピノンの合成過程 I →


Home

Λ 一番上に戻る Λ