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「フッ素:Fluorine」 は元素記号Fで表されるハロゲン元素です。

漢字表記は 『弗素』 。
語源はラテン語で 『流れる=fluo』 です。
蛍石が溶鉱炉のカスを流しやすくしてくれるからだそうです。

性質は、猛毒で、淡黄色の気体で刺激臭あり。
水素との化合物であるフッ化水素:HF の水溶液(フッ化水素酸)は、基本的にほとんどの物質を溶かします。
だから希ガスとは、本来はありえないのに反応してしまったり…(例:キセノンとの反応)
白金も溶かしてしまうため、単離する時は悲劇(詳しくは後述)だったとか…
ゆえに保存する時はガラス瓶は使えないので、
プラスチックの容器(ポリエチレン製の場合が多い)などに入れて保存します。
でも逆にその性質を使ってビーカーに目盛りをふったりします。

今回の話題は単離にまつわる悲劇についてです。

前述したとおり、フッ素は極めて反応性の強い元素です。
だから19世紀に入るまでなかなか単離できませんでした。
ナトリウムやカリウムを単離したイギリスの科学者デイビーは、このフッ素の単離にも挑戦しました。
…が、単離したフッ素が白金の器を壊してしまい、フッ素を吸い込んで亡くなってしまいました。
気体反応の法則を発見したゲーリュサックも重い病にかかるなど、多くの科学者が犠牲になりました。
が、ついに1886年にモアッサン(仏)がくりぬいた蛍石の中に少量の単体フッ素を取り出しました。
でもその過程において高価な白金を大量に消費してしまったとか。

主な用途は、誰もが知ってるフッ素樹脂、殺虫剤から、オゾン層の敵、フロンなどに多く使われています。


暗い話はやめて、ちょっとした軽い話をしましょう。

今までに何度か出てきた 『蛍石(フッ化カルシウム=CaF2)』 は、これまた宝石として有名です。
フローライト、といった方が分かりやすいかもしれませんね。





一般的には緑色のものが知られていますが、他にも黄色や紫、青などの色もあり、純粋なものは透明です。
また、紫外線(ブラックライト)を当てると発光し、ゆっくり熱したり日光に当てると燐光を発します。


今回は、このデアゴスティ○ニで手に入れた蛍石に紫外線を照射してみました。





じゃん、青色です!

今回は比較的明るい(?)紫外線を当てたので、全体的に水色になりましたが、本来はもう少し明るさを抑えた色になります。




<48K部長注>

 やべー、うちのフライパン、フッ素加工だわー!
と慌てて台所に走り、フライパンをポイ、とする必要はありません。

実は、フライパン等に使われているのは、フッ素樹脂と言われる合成樹脂です。
「テフロン®」という言葉を聞いたことがある人も多いでしょう。
かのデュポン社の商標のため、Rを○で囲んだマークがついてます。
文字化けしていたらごめんなさい。

ともかく、フッ素樹脂加工のフライパンを使っていて、
3年間寝たきりになったり、片目を失ってしまうといったことは、
間違った使い方をしない限りは、ありえませんのでご安心ください。

それどころか、フッ素樹脂は、耐熱性、耐薬品性に優れており、さらにものがこべりつかないという
メリットがあり…、いえいえ、別にフライパンの宣伝をしているわけではありませんよ。


また、歯磨き粉に、虫歯予防として、フッ素を配合しました!
という話もありますが、もちろん入っているのはフッ素の化合物(フッ化物)です。

日本は、このフッ化物配合の歯磨き粉を奨励していますが、
カナダは公式にフッ化物による虫歯予防効果を否定しています。

現状では、フッ化物による虫歯予防効果が本当にあるのかどうかは不明瞭な状態です。
予防効果があるという研究結果も多数存在しますし、逆に有害であるとの結果も多数存在します。

アスベストのような事態にならなければいいのですが…。


そういえば、歯磨き粉のつけすぎはよくないそうです。
適量はマッチ棒の先程度だとか。少ねっ!
企業のCMに騙されないようにしないといけないですね。
そのためにも、現代科学の知識を蓄えていきたいものです。





<知られざる元素トリビア>


                   
                     
 
   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                             

 



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