「ネプツニウム:Neptunium」 は元素記号Npで表される超ウラン元素です。
語源は 『海王星(ネプチューン)=Neptune』 ですが、これにはちょっとした訳があります。
ネプツニウムの1つ前の元素はウランですが、ウランの語源が、
当時発見された天王星(Uranus)で、その次だから、というものです。
単体は銀白色で、活性はかなり大きいですが、天然にはウラン鉱石中に微量に含まれるのみです。
最も長い半減期を持つ同位体は237Npで、約200万年です。
ネプツニウムは1939年にカリフォルニア大学でウランに中性子をぶつけて出来ました。
これが人類史上最初の超ウラン元素だったのです。
<48K部長注>
「超ウラン元素」…ウランの原子番号(92)よりも原子番号の大きい元素。
要するに、ウランよりも陽子の多い元素のこと。
ごく一部を除いて自然界には存在せず、全て人工的に作り出さなければならない。
全てが放射性の元素である。
<知られざる元素トリビア>
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